牡丹酒 深川黄表紙掛取り帖(二) 山本 一力 [本 山本一力]
☆☆☆★★
以前、"深川黄表紙掛取り帖"も読んだのだが、大分前の事で登場人物への記憶も曖昧なまま読み進めた。
今回は、土佐の酒を江戸に広める話。
面白く読めた。
日本酒好きの私は、夜には日本酒を楽しみながら読んだ。
ただ、気になる点も少々。
味方となる人物が皆やたらと男気のある人物ばかりで、更に皆が主人公らを強力にバックアップするのに少々辟易。
これが、山本節だとはわかっているのだが・・・
この点以外は、本書に出てくる上物の辛口日本酒のように、きりりと澄んだ作品だと感じた。
タグ:山本一力
2010-03-06 14:52
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