船に乗れ!〈1〉合奏と協奏 藤谷 治 [本 藤谷 治]
☆☆☆★★
音楽を専攻する高校生の青春小説。
読み始めると、なんか話のくどいおじさんの独り言を聞いているような気分になってきて途中まで辛かった。
しかし慣れてきたのか、途中から面白くなってきた。
この小説は、中年となった主人公が高校生時代を独白するという内容なだけに、読みづらいが慣れれば合っている。更にいえば、この文体が真実味を増していると感じる。
作家の経歴をみれば、洗足学園卒となっており、まさに自己の体験をベースにした小説かと思わせる。
洗足学園といえば、中学か高校生の時に全国模試を受けに行った覚えがある。帰りに溝の口で彼女連れの親友にあったのはこの時だったかどうか・・・
しかし洗足学園は女子校だったような記憶。
この物語はこの後大いに期待が出来るものと感じる。
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