塩の道 宮本 常一 [本 宮本 常一]
☆☆☆☆★
著名な民俗学者による塩や食物、生活様式などの本。
著者の名前だけは知っていたが、著書に接するのは初めて。
平易な文章で書かれていて、とても分かり易い事に驚いた。
内容も大変に面白く、読み物としても十二分に楽しめる。
私の様に民俗学の素養が無くとも、時代小説や歴史小説が好みであれば、
かなり面白いのではないだろうか。
愛知県内の紅葉の名所香嵐渓のある足助は、明治まで塩の物流の集積地だったそうだ。
三河湾での塩だけでなく、中国地方などからも大量に集まって来てたとのこと。
現在は、そのようにはとても見えなく、初めて知った。
多くの感心する点がある本と感じた。
著者の本をまた読んでみようと思う。
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