祖母力 祖母井秀隆 [本 サッカーの本]
☆☆☆★★
以前テレビのドキュメンタリーで祖母井さんを見た。
オーナー企業が日本の会社とはいえ、フランスリーグチームのGMとして活躍している日本人。
その番組は大変面白い内容であった。
今回、ふと目にとまり読んでみた。
祖母井さんが、連れてきたオシムが日本のサッカーに多大な影響を与えたのは間違いないと思う。
Jリーグのチームでも、人もボールも動くサッカーを標榜しているチームも多い。
その偉大なオシムとの関係について多く語られている。
ただ私は、育成にこだわられる氏の、選手育成における"祖母力"を如何に発揮したのかを更に具体的に著述してもらえたら、より楽しめたのではないかと感じた。
祖母井さんは様々な場面でも育成で大きな成果を上げているのだから・・・
サッカー選手としても活躍された祖母井さんは、小学生時に体育の成績は5段階評価で6年間すべて 1 だったという。
これはもの凄い事だと思う。
本人も規格外と書かれているが、よほど変わった子だったのではないか。
または、協調性がない自分本位の行動を勝手にとる子だったのか・・・
本書の中で高校時代のチームメイトのコメントでも、切れやすく"俺が俺が"のわがままフォワードだったと書いてある。
本の主題とは違うが、そのような子がどのように歩み、行動していったかについて、一番の関心を持って読んでしまった。
氏の受けた教育法について知りたいと思った。
子供の教育について少し考えさせられた。
2009-12-23 13:55
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