楽隊のうさぎ 中沢 けい [本 中沢 けい]
☆☆☆☆★
久々の更新。
以前より読書量も落ち、再読ばかりしていたので,,,
藤沢周平を読み直したり、iPhoneで青空文庫の、シャーロック・ホームズや
堀辰雄とかの古典を読んだりしていました。
さて、この作品、面白く読めた。
私は、楽器は全く出来ないが聞くのは好きだ。
この本の主人公は、男子中学生で吹奏楽部の打楽器担当。
音を出す緊張感が伝わってくる。
周辺の人物にも話を展開しやすそうな人々が登場しているが、あまり書き込まれていないように感じるのは、主人公により焦点を当てるためか。
主人公などの男の子は女性作家が書く男の子という感じが強いが、物語の邪魔には感じない。
一つ気になった点は、脈絡もなく不意に場面が変わってしまったように感じ、
飛ばしてしまったかと錯覚した事。
このような本の場合特に斜め読み気味になる場合が多いので、自分のせいかもしれないが。
とはいえ音楽の楽しさまで感じられたし、男の子の成長物語として楽しく読めた。
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