ワンダー・ドッグ 竹内 真 [本 竹内真]
☆☆☆★★
☆は3つとしましたが、好感の持てる本で十分に面白い。
ただ、近い時期に再読したいと強く思えなかったので・・・
県立高校のワンゲル部で飼われた犬をめぐる人々の物語。
ワンゲル部の話なのだが、山登りやキャンプ等の野外活動の場面は驚くほど少ない。
その分、高校での場面が多い。
ワンゲル部がというよりも、学校で犬が飼われることによる、周りの人の変化や成長の物語となっている。
文体は分かり易い。
すこしわまりくどく稚拙な気もするが、誠実に書かれていると感じる。
なぜか、好感がもてる。
楽しめる作品だった。
タグ:竹内真
なぜか好感を持てる作品に仕上がる作家。
竹内さんの作品は結構そういう感じなんですよね。
かなり好きです。学生時代のいろんな事を思い出します。
(といっても、ちょっとオバカやってた思い出とかですよ)
竹内さんの作品の感想とかをネットでいろいろ読んでいたのですが、
http://www.birthday-energy.co.jp/
というところでは、竹内さんご自身についての論評記事があって
興味深かったです。
by 竹太郎 (2013-07-29 22:52)