白夜の大岩壁に挑む―クライマー山野井夫妻 NHK取材班 [本 山の本]
☆☆☆☆★
山野井夫妻のグリーンランドでのクライミングをNHKの番組で取材・放送した際の取材記。
山野井泰史氏自身が書いた『垂直の記憶』
沢木氏が書いた『凍』
両書で描かれた、ヒマラヤのギャチュンカンからの生還。
奇跡の生還劇で夫妻とも凍傷で手足の指を多数失った。
本書はその後山野井夫妻の山へ向かうまでの生活とグリーンランドでのクライミングが描かれている。
『垂直の記憶』『凍』でも感じたが、山野井夫妻の考え方と生活の仕方に興味がわき、惹かれる。
とてもそのような生き方をする訳にはいかないけど。
文才のある方が書かれていると思うし、良い本だと感じた。
タグ:山野井泰史
垂直の記憶―岩と雪の7章 山野井泰史 [本 山の本]
梅里雪山 十七人の友を探して 小林 尚礼 [本 山の本]
☆☆☆☆☆
単なる山岳遭難と救助の話ではない。
中国のチベット民族の文化・風習やその人々との交流を深く描いている。
写真は大変綺麗。梅里雪山は神々しい。
現地で霊山となっているのが理解できる。
山好き以外の人にもお勧めできる本であると思う。
タグ:山