阿弥陀堂だより 南木 佳士 [本 南木 佳士]
☆☆☆☆☆
スカパー!で、この映画を見た。
素晴らしい映画だった。
大分前に南木佳士さんの本を読み、今一つと感じたことがあった。
そのため映画も期待していなかったのだが、私には凄く良い映画であった。
映画を見てから少したったが、原作である本書を読んだ。
良い。大変良い本だと思う。
淡々とした文章で、穏やかに物語が流れていく。
舞台である山奥の山村での時間の流れが、こちらに染みてくるようだ。
この山村は日本の原風景の一つであろうし、そこの風景や生活に憧れる。
主人公である夫妻のその後の生活や山村のその後の情景を読んでみたいと感じさせられた。
本書はお薦めできる素晴らしい本だと感じた。
以前、南木佳士さんの本で面白くないと感じたのは、どの作品だったのか。
思い出せない。本棚を探してみて再読してみよう。
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