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花の歳月  宮城谷 昌光 [本 宮城谷昌光]


花の歳月 (講談社文庫)

花の歳月 (講談社文庫)

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/01/11
  • メディア: 文庫



☆☆☆☆★

中国は前漢時代の貧しい名家出身の少女の話。

宮城谷さんの中編小説。
今まで読んだ宮城谷さんの本より、より綺麗で端正な文体の様に感じた。
主人公が美貌の少女のせいだろうか。

老子思想にも絡み、暖かいストーリーが進められる。
主人公に対し良い人が次々に現れ、結果も良い。
まさに上質な物語のような作品と感じた。

宮城谷さんの長編小説とは趣は違うと思うが、このようなものも良い。

暖かい感じの良作と感じた。



新三河物語  宮城谷 昌光 [本 宮城谷昌光]



新三河物語〈上〉 (新潮文庫)

新三河物語〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 文庫



新三河物語〈中〉 (新潮文庫)

新三河物語〈中〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 文庫



新三河物語〈下〉 (新潮文庫)

新三河物語〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 文庫



☆☆☆★★

徳川家康の家臣、著名な大久保彦左衛門もでた大久保一族の話。
全3巻の長編。宮城谷さんの出身地である三河が舞台。

宮城谷さんの日本のものは初めて読んだ。
当然、宮城谷節は変わらずで心地よい。
私は、最後まで飽きずに読めた。
ただ、登場人物の名前が似ていて何度も家系図を見る必要があった。

氏の中国古代の小説は哲学的な薫りもして好きなのだが、本作品ではそれは薄い。
しかしながら、大久保一族の歴史が詳細に描かれ、それにより徳川家康も描かれおり、
長いが十分に楽しめた。


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戦国名臣列伝  宮城谷 昌光 [本 宮城谷昌光]


戦国名臣列伝 (文春文庫)

戦国名臣列伝 (文春文庫)

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/04/10
  • メディア: 文庫


☆☆☆☆★
宮城谷さんの長編を中心に結構読んだが、本書もまさに宮城谷さんの世界で大変に面白い。

中国の春秋戦国時代の中で戦国時代の名臣・名将を主題とした短編集。

作者の知識と研究の深さには圧倒される。
しかし文章は説明的ではなく、また解説的でもない。
大変に読みやすく、深い学識に裏打ちされた文学となっていると思う。

三国志演義に通じる面白さなのだが、より史実に忠実であるために、比べると全体的に押さえた物語との印象を受ける。
三国志演義も好きだが、このような宮城谷さんの小説も良いと思う。




タグ:宮城谷昌光
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孟夏の太陽  宮城谷 昌光  再読 [本 宮城谷昌光]


孟夏の太陽 (文春文庫)

孟夏の太陽 (文春文庫)

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1994/09
  • メディア: 文庫


☆☆☆☆★
中国は春秋時代における晋の趙一族を描いた作品。

再度読みたくなり読んでみた。
やはり面白く楽しめる。

物語は紀元前655年より始まる。
趙一族の盛衰を4編の短編で切り取っている。

宮城谷さんの作品は他も読んでいるが、
ベースとなっている中国史のスケールの大きさや著述での歴史伝承のすばらしさ、
そしてなにより哲学の浸透に感心する。

もともとベースが素晴らしいのだろうが、
このような本として成立させる作者の力量を感じさせる本。




タグ:宮城谷昌光
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